なぜ既婚者を好きになってしまうのかを心理学的観点から解説!
心理学用語の行動原理とは?
最近、ニュースで不倫報道を度々見かけますよね。既婚者を好きになってしまった。いつも、なぜか既婚者を好きになってしまう。他の人よりも既婚者が魅力的に感じてしまう。等、いけない恋愛をしてしまう人がいるようです。独身者が既婚者を好きになるだけでなく、既婚者同士が恋に落ちてしまう、なんてこともあるようです。では、なぜ、既婚者を好きになってしまうのでしょうか。この疑問を心理学的観点から考えてみます。
心理学用語の行動原理とは?
心理学用語に行動原理という言葉があるのをご存知でしょうか?行動原理とは「行動の根源的な動機となる本能・欲求・願望・信条・価値観など。 」(コトバンクより)のことです。この世の生物は、気持ちがいいか、不快であるか、という感覚で行動を決めているようです。人間の行動原理には8つの行動原理がありますが、ここでは1つだけ紹介します。それは、希少性の原理というものです。
希少性の原理とは?
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これは名の通り希少なものほど手に入れたい!と思ってしまう原理です。例えばダイヤモンドが砂のように、この世にあふれていたらダイヤモンドの価値は高くないでしょう。しかし、ダイヤモンドは少ないからこそ価値が上がるということを経験上、皆さん、知っていますよね? 希少なものほど価値が高い。手に入らないものほど欲しくなる。こんな欲求が希少性の原理です。
既婚者を好きになる人に当てはめると、叶わない恋だからこそ手に入れたい!と思ってしまうのです。追う恋愛が好きな人はこの原理に当てはまります。
どうでしょう?なんとなく既婚者へ魅力を感じてしまう原因が理解いただけましたか?次に紹介する心理学は「吊り橋理論」です。吊り橋効果なら知っているよ!という方、正解です。
吊り橋理論と既婚者を好きになってしまう関係とは?
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人は恐怖や不安を感じると生理的に興奮すると、それは恐怖への興奮ではなく一緒にいる人へのドキドキだと錯覚してしまうのです。これはダットンとアーロンというカナダの心理学者が実証しました。
既婚者を好きになってしまう人に当てはめると、飲み会の際等、既婚者と2人でいるところを見られてはいけないという恐怖や、不倫で訴えられたらどうしようという不安感が、相手にドキドキしているのだと錯覚し、より好きになってしまうということがあるのではないでしょうか。
最後に、、、
筆者は既婚者が魅力的に感じるや好きになってしまう理由を述べましたが、不倫へは反対です。また、不倫する人は、自分の社会的ステータスや不倫後のリスクを考えるよりも、目の前の欲望に溺れてしまうわけですから、不倫する人に魅力なんてあるのかと思ってしまいます。しかし、なぜ好きになってしまったのか? この「なぜ」という問いはとても大切です。原因を知ることは問題解決に役立つからです。既婚者を好きになってしまう理由を心理学観点から解説いたしましたが、いかがでしたが? なるほどねぇ。という感じで読んでくださると嬉しいです!最後までお付き合いありがとうございました!
参考文献
『他人を支配する黒すぎる心理術』 執筆者 太田健作、岡本のぞみ、成田敏史、杉原真規子 出版社マルコ社 2013年9月10日初版第1刷発行
https://kotobank.jp/word/%E8%A1%8C%E5%8B%95%E5%8E%9F%E7%90%86-686008 「コトバンク」 朝日新聞社 閲覧日2019年6月5日
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